3月20日、民有林から、杉の枝葉が運ばれてきました。枝の先は杉花粉がたくさん着いています。まだ若々しい緑色した杉の枝葉は、季節柄、泥んこがいっぱいついています。中々この季節は天候のいい日が長く続かないので、立ち木を伐倒した枝葉を集めるのは一苦労です。
高圧洗浄機を使い、猫車の上で、高圧水で泥を落とし、仮設の板のコの上に洗浄後においていき、乾燥したら建物の中にいれて、窯に入るぐらいの大きさにカットします。大きな枝は破砕機を使い、細かくカットします。
杉は時間が経ち水分がなくなると、すぐ茶色になってしまいます。茶色にならないみずみずしいうちに蒸留しないと、いい香りが取れません。スピードがいります。
この春先、オオバクロモジが取れるまでの期間は、この杉の蒸留作業と、お米の種もみづくりがやってきます。
残雪が少ない今年は山に入るのもとても早いですが、いよいよ2020年の春の作業が開始です。
これが終われは、ブナの芽吹きの前の植栽作業が待っています。春は精油作業や植栽作業が多く、いよいよ仕事の開始を伝えます。いい国産精油がとれることが楽しみです。
杉の枝葉の洗浄作業